イ・スンヨプ２軍落ち…「辛酸を糧に」

代打名無し

　日本プロ野球、千葉ロッテ・マリーンズのイ・スンヨプがプロ入り後初の２軍行き
の辛酸を味わっている。イ・スンヨプは１０日夜、札幌ドームで行われた日本ハム
・ファイターズ戦以降、ボビー・バレンタイン監督が提議した２軍行きに同意し、１１
日に東京に移動し２軍練習に合流した。イ・スンヨプの通訳・李東勲（イ・ドンフン）
氏は「当分の間、２軍でコンディションを整えるのはどうかという監督の提案に、こ
れまで苦しんできたスンヨプさんがこのまま行けば自信だけなくしてしまうと判断、
チームと自分のため２軍行きに同意した」と伝えた。
　イ・スンヨプは規定に則り最少１０日間は１軍にエントリーできず、早くても５月２1
日から１軍登録が可能だ。イ・スンヨプは１１日、飛行機で東京に移動、２軍に合
流後、昼１時から行われた読売ジャイアンツ２軍との試合に出場した。イ・スンヨプ
は２軍行きについて「今、成績が悪いので仕方がない。一生懸命練習して早く打撃
感を回復しまた戻ってくる」と話した。
　イ・スンヨプの２軍行きについて韓国プロ野球で彼を指導した師匠たちは食い違っ
た反応を見せている。まず１９９７年にイ・スンヨプが長打力に開眼する契機を与え
た白仁天（ペク・インチョン）元サムスン監督は「予想されたスランプで、経なければ
ならない過程」と話した後、「すぐにピークを取り戻すだろう」と楽観論を展開した。
　白仁天氏は「木を移して植えると、ある程度適応するまで一度しおれるが、新たな
土壌に適応すれば再び新芽が出る」とし、「私が知るイ・スンヨプは決して弱い選手
ではない。いつも直すべき点を自らわかっていた」と話した。
　一方、昨年までイ・スンヨプを指導していたサムスンのパク・ホンシクコーチは「イ・
スンヨプの性格は何しろもろいため、まかり間違って傷口が深まらないか心配される
」と気がかりだ。
　パクコーチは「２軍行きで恥はかき尽した状況」とし、「実力は日本でも十分通じる
が適応が難しい。２軍行きが薬になることを願うだけ」と、もどかしがった。

高錫泰（コ・ソクテ）記者 kost@chosun.com

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